旅行を振り返って1

ブログの更新を神戸から東京に戻る新幹線の中で書いている。ヨーロッパ研修旅行から帰国して10日ほどが経つが、私自身にとっては怒涛のスケジュールが、ようやく落ち着こうとしている。15日間の研修旅行であったが、その前にフィンランドでの国際会議があり、また、その後には、神戸での国内学会があったのである。フィンランドから帰国し、3日で研修旅行に旅立ち、また、帰国してから、中5日で学会の準備をし、その神戸での学会もようやく終わったのである。
今回の研修旅行の引率を引き受けるに当たり、そのスケジュールが、幸か不幸か、学会と学会のちょうど真ん中にあったのである。強行スケジュールでの引率となったのだが、基本的に忙しい教員が多いので、引率の引き受け手が、なかなか居ないようである。ただ、個人的には、引率を引き受けて非常に良かったと思っている。確かに、夏休み中の15日間を研修旅行に引き裂いたため、研究の上でのしわ寄せは歪めないが、引率した学生たちと正面から向き合えた15日間に満足している。教員としての職業柄、学生とは適切な距離を保つようにしている。これは、単位の認定など利害関係があるからである。文理学部では、「海外実地研修」とか「海外語学研修」という単位認定のある海外研修旅行もある。しかし、学生課が催す「ヨーロッパ研修旅行」は、単位認定の無い旅行である。そのため、学生とは距離を置かずに様々な話ができた。文理学部という文系から理系まで、男性も女性も、様々な学生が、ヨーロッパを旅するという目的のために集まり、そんな集まりの中に教員ではあるが、入り込んでいた気がする。文理学部は、教員サイドからの目で見ることがほとんどであり、他学科の様子も他学科の教員から聞くだけであったが、今回の旅行が、学生目線から文理学部の多様性を実感できた気がする。語学力も、性格も、体力も、もちろん、それぞれの専門分野も、全然、違う学生が集まったのである。そんな学生たちと、いろいろ話し、同じ経験をするということで、文理学部の別に一面を感じた気がする。学生たちにとっても普段接することのない物理学科の教員と一緒に居たことで何か感じたことがあるのかもしれない。

このブログに関してだが、旅行を振り返っての記事を、あと何回か書きたいと思っているが、来年以降の教職員にブログを書くことを強要しないようにお願いしたい。物理学科の教員として、webの知識がある程度あるので、wordpressの海外からのアクセスセキュリティーを少し甘くして海外から記事を書きこんでいたり、誰でも簡単にできるものではないことをご理解いただきたい。もちろん、保護者のために様子を伝えたいという引率教職員のためにブログの方法をサポートは惜しまない。

ミュンヘン空港から羽田空港へ

ルフトハンザ航空LH714便の機材は行きの機材と同じ地下にトイレ室のあるタイプでした。行きのブログで写真を紹介したので今回は、普段お目にかかれない地下のトイレがある場合の緊急時の案内ビデオの画像を。

酸素マスクが各座席だけでなく、地下のトイレにも10個あるそうです。行きでは写真が取れなかったので帰りはしっかり撮影しました。離陸後、すぐにドリンクのサービスがあり

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続いてランチとなりました。昼食は本来であれば牛肉かチキンカレーかを選べたのですが座席最後尾のため牛肉の一択に。

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前菜(季節のミックスサラダとイタリアンドレッシング、茶蕎麦・山葵・浅葱・蕎麦つゆ)主菜(牛肉のグーラッシュ、にんじんとズッキーニのシチュー、ポテトとポロ葱のマッシュ)デザート(フルーツサラダ)

私は、この段階までにアルコールをしっかり摂取し、機内が暗くなる前からひと眠りしました。夜の時間帯に小腹がすいた人ようにトイレ近くにおにぎりなどが置いてありました。

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着陸前に朝食の提供がありました。(メニュー表に詳細が載っていなかったので写真から判断して下さい。)

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長い飛行機の中を研修旅行中のバスの中と同様に学生たちはしっかり寝たのではないでしょうか。

帰国

ルフトハンザ・ドイツ航空LH714便は、定刻よりやや遅れ9月7日午前10時52分に羽田空港に到着しました。大きなトラブルもなく無事帰国できたことに添乗員をはじめとする日本旅行の関係者に厚く御礼申し上げます。様々な経験を積んだ学生たちには、まずは旅の疲れを癒してもらいたいと思います。

ここまでタイムリーなブログ更新を頑張ってきましたが、様々の仕事が溜まっております。もう少し更新を続け旅行記としてのブログを完成させたいと思っておりますが、更新頻度が異常に下がることをご理解下さい。

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ミュンヘン空港でのトランジット

パリからミュンヘン経由で羽田空港に向かっている中、ミュンヘン空港にて少し時間があるのでブログを更新してみる。
今回の研修旅行で学生たちの成長を大きく感じることができたのは、挨拶ではないだろうか。イタリアでは、日中は「ボンジョルノ」、夜は「ボナセーラ」と挨拶することを添乗員さんから教わり、スイス・ドイツのドイツ語では「グーテン・モルゲン」英語でのGood Morning、「グーテン・タッグ」Good Day (Hello)が続き、最後、フランスでは、「ボンジュール」と「ボンソワー」と変化してきました。バスに乗り込むと必ず添乗員さんが現地語での「おはようございます」から始まっていたのですが、イタリアではその返事も、ぼそぼそ、だったのが、最後はかなり大きな声であちこちから「ボンジュール」が聞こえてくるようになりました。特にフランスではボンジュールと挨拶してから会話をすると人の対応が大きく違うので、そんな海外でのコミュニケーション術を学生たちが身につけたのではと思っています。学生たちにとっては小さな変化かもしれませんが、この2週間がきっかけでコミュニケーションの基本が、英語を話せるとかいった語学力ではなく、挨拶が重要であることを理解したと思いますので、その意識を続けてくれれば、国際人として成長が期待できると考えています。

当然、ドイツ最後のビール(白ビール)を堪能しながらのブログ更新です。白ビールは酵母が入っており日持ちしないので、ドイツで飲むしかないのです。

 

LH2229便 パリからミュンヘンへ

パリ・シャルルドゴール空港に到着し、免税手続き(該当者のみ)や搭乗手続きを行い、セキュリティーゲートを抜け、ボーディングゲートまでたどり着いた。空港のセキュリティーゾーン内に入ったので、テロの心配も少し低減し、一安心している。ただ、パリからミュンヘンのフライトは日本でいう国内線扱いのような便なため、空港内の免税店など、ほとんどなく、こうしてブログを更新している余裕はあるのだが、学生たちは、どう時間をつぶしているのだろうか。(寝ている??)

(追記)
飛行機に乗り込む様子と機内サービスもアップしておきます。ヨーロッパでは、水替わりにビールという文化を最後まで学生に伝えるべく努力しています。

 

 

 

ホテルをチェックアウト

ブログを開設し、出発前にいくつかのカテゴリーを作成していましたが、最後のカテゴリー「帰国編」を使用するときがきてしまいました。パリのホテルを各自チェックアウトしました。日本を出発するときと比べお土産などでスーツケースの荷物が増えたことはすぐに判明しますが、この2週間の経験がスーツケース以上に各学生の脳裏に溜まったのではないかと思います。

 

 

さよならパーティー

パリの最後の夜は、ヨーロッパ研修旅行の最後の夜でもあります。あっという間の2週間でした。打ち解け始めたところでの最後の夜でもあるのですが、いろいろな都市を楽しんできた学生たちは、最後までフランス料理を楽しんでいました。

お洒落着を着て、お洒落着でもない人もいますが、高級フレンチレストランに移動しました。

DSC03796学生の一人が代表して「さよならパーティー」の乾杯の挨拶を。

鱈とフレンチのソースが何とも言えないマッチ。デザートも表面のカリカリ具合がトレビア~ン。(覚えたてのフランス語を使いたがるのです。)美味しいかどうかは学生の顔を見ても一目瞭然でしょう。

パーティーのお終いには、旅行中に誕生日を迎えた学生に日本旅行さんからプレゼントがあり、
プレゼントのお返しに添乗員さんへの質問のプレゼントがあり、
お世話になった添乗員さんに寄せ書きをした色紙を渡しました。

我々教職員にも学生からのプレゼントがあり、最後の最後に最後の集合写真を撮影しました。

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パリ自由研修2

9月5日 パリ 小雨

研修最終日のパリは、その悲しみを表現するような小雨の天気です。個人的には小雨のパリも粋な感じがしますが・・・
そんな最終日は、まる1日自由研修です。各自が、どんな場所に行っているのか気になるところですが、午前中のオプショナルツアーの様子を伝えたいと思います。

【OP】ルーブル美術館半日研修(昼食付)

ガイドに従って、広い広いルーブル宮を出発です。早くもミロのヴィーナスとご対面。

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有名な絵画が並んでいる光景は圧巻です。

もちろん、モナリザも。
歩き疲れた後は、ルーブル美術館近くのレストランで食事です。前菜の写真を撮り忘れてしまった・・・・

午後は、どんな行動(自由研修)にするか、話し合いながらの食事です。

 

 

 

ホテルのアメニティー

ヨーロッパ研修旅行も研修最終日を迎え、このブログの位置づけを考え直す段階に入りました。基本的には、学生の様子をタイムリーに親御さんに伝え安心感を与えることが第一の意義でしたが、このブログが読まれ続ければ、来年度以降の参加者の参考資料としての意義も持たせることも重要になります。そこで、宿泊ホテルのアメニティーを振り返りたいと思います。

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まず、インスタントコーヒーなどです。ブログを更新するのにホテルに戻って部屋で深夜まで作業することもあるので助かっています。(お酒を飲みながらの場合もあり・・・)ただ、置いていないことも多く、ポットがあったホテルから移動の際にカップラーメンを買って、次のホテルでは、置いてなくてガ~~ンというケースも。フロントにお湯をお願いしたこともありました。

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続いて、安全金庫。4桁の番号でロックをして、同じ番号で解錠するタイプです。番号を押すだけの場合があったり、LOCK、UNLOCKのボタンがある場合があったり、まずは、空の状態で使い方を試してみるのが基本です。(金庫そのものがないホテルもあるので、貴重品の管理には気を付けて下さい。)

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最後にドライヤーです。シャンプーや石鹸などは各ホテルごとにアップしてきましたが、ドライヤーは写真を撮り忘れたホテルがあり、紹介しませんでした。ただ、今回宿泊したホテルの私が滞在した部屋のすべてでドライヤーが設置されていました。風量など細かな点は比較できませんが、海外対応のドライヤーをスーツケースに入れるのではなく、ホテル常設のドライヤーに期待するのも荷物を減らす上で重要かもしれません。設置されていなかったら、フロントで貸出用がないか交渉するのも研修になるかと思います。

 

モンサンミッシェル研修

9月4日(日) モンサンミッシェル 曇少し雨

パリからバスで4時間かけ世界遺産のモンサンミッシェルに到着した。バスからシャトルバスに乗り換え、島に到着し、まずは腹ごしらえ。名物のリンゴ酒(シードル)やオムレツを食べた人も多いのではないであろうか。

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このオムレツ、卵をすごくかき混ぜてから作っているので、スプレパンケーキのごとく、ふわふわのオムレツなのです。ただ、お値段は学生にとってズッシリ、ふわふわではなかったようです。

現地ガイドさんとともにモンサンミッシェルの修道院の中で研修です。修道院の最も高いフロアまで階段をのぼります。

最後の写真の右の方が現地ガイドさんで、世界遺産のモンサンミッシェルの説明をするには資格試験に受かる必要があるそうです。現地ガイドさんの英語を添乗員さんが日本語で説明して研修は進みます。