ヨーロッパの飲み水事情

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自宅にある富士山の天然水ウォーターサーバを眺めていて、ヨーロッパの飲み水を比較してみたくなりました。
「水が合わない」という表現はありますが、旅行の場合は、まさに水が合わない場合もあります。ドイツなどヨーロッパの国は日本と同じく水道水が飲める国が多いのですが、水の種類が異なります。「軟水」と「硬水」と呼ばれる違いです。日本の水は「軟水」ですが、ヨーロッパでは「硬水」がほとんどです。「硬水」とは水の中のミネラル分が多いことであり、真の意味でのミネラルウォーターと呼べます。ドイツに在住していたときに、ガラスコップを洗って流しの横でひっくり返して乾かしたら、コップに白い粉がこびり付きました。しっかり洗っても硬水ですすぐと、そのミネラル分が乾いて白い粉になってしまうのです。当然、その水を飲むと味がします。好き嫌いの問題ですが、日本人は飲みなれていないため、嫌いと感じる人が多いと思います。
そんなヨーロッパを旅行していて「水が合わない」と思った場合の解決策を紹介しましょう。
DSC01506ヨーロッパの中で軟水の産地は珍しいのですが、フランスのVolvicなら、手に入れることができるのではないでしょうか。日本人が普段飲んでいる軟水に分類されるので、日本にも輸入されており、上の写真は、大学の自動販売機のものです。(ヨーロッパ研修旅行の予習と称して、フランス産の水を飲むのもあり?)
Volvicが手に入らない場合の処置として、ガンガンに冷やして飲みましょう。教員の親睦旅行でサントリーの天然水工場を訪れたことがあったのですが、そこで、軟水と硬水の利き水・飲み比べをしました。そのとき、ドイツ文学科の先生が隣だったのですが、ドイツ在住歴のある私や、ヨーロッパに詳しいドイツ文学科の先生であれば、楽勝だろうと高をくくっていたのですが、意外に難しかったのです。難しかった理由が、軟水、硬水の味を良く知っていても、しっかり冷えた状態でサーブされいたからです。水も冷えていたら、味が分かり難くなるのだなぁと感じた出来事でした。レストランで氷で冷えたミネラルウォーターが出てくれば、硬水でも美味しいと感じるのではないでしょうか。

レストランでの水の話になったので、炭酸水の話題を知っておくべきかと思います。水の種類がミネラル分の量で「軟水」と「硬水」に分類できると言いましたが、それ以外に、ヨーロッパでは、炭酸入りのミネラルウォーターを飲む習慣があります。水に二酸化炭素を溶かして、ちょうどウィスキーを割る甘くないサイダーを、料理などを機会に飲むのです。「ガス入り」か「ガスなし」かも好みの分かれる問題なので、いろりろ挑戦してみて下さい。ちなみにスーパーマーケットで売っているミネラルウォーターもガス入り・ガスなしの両方があります。

本場のエスプレッソ(バール)

先日、新宿を歩いていたら、見覚えのあるコーヒーチェーン店があったので、思わず入ってしまった。
DSC01504セガフレードは、ドイツに滞在していたときに、滞在地の中央駅に入っていたコーヒー店である。出かける際に、電車の時間まで20分あるなど、ちょっとした時間つぶしにエスプレッソやカプチーノを飲んでいた。
そこで、今回は、イタリアのコーヒー事情を話したいと思います。セガフレードはイタリアに本社があるそうだが、イタリア内では、コーヒー豆の販売などで喫茶店は出していないそうです。(ちなみに、イタリアにはスターバックスもないらしい。)
出店していない理由が、イタリアではコーヒー文化が根付いていないからではなく、むしろ、逆で、たくさんの小さな喫茶店がすでに存在するからです。イタリアでは喫茶店のことをバール(バル)と呼び、ちょっと一息と気軽にエスプレッソをすすります。ここで、バール講座。バールに入ってカウンターでメニューを見ると値段が2つ書いてあります。これは、同じエスプレッソを飲むのにも、席に座って飲むか、立ったままカウンターで飲むかで値段が違うからです。
エスプレッソ(Espresso)の語源は、英語でいうエキスプレス(急行)Expressです。イタリア滞在中、バールに入り、エスプレッソを注文し、砂糖を入れて30秒ほどかき混ぜると、冷めてくるので、その状態を一気に、急行のごとく飲み干し(もちろん、立ったままの安い値段の方)、コーヒーの余韻を口に貯めながら、バールを後にする、そんなイタリア文化を体験してみては、如何でしょうか。
DSC01503 DSC01500コーヒーが苦手な人には、イタリアンジェラートも本場はイタリアですから、食文化から異文化を感じることをお勧めします。

携帯電話・ネット事情2

前回のブログで旅行中における携帯電話・ネットに関することを説明したが、言いそびれたことがあったので、続きです。

ホテルでは携帯電話をWifiに繋げられると述べましたが、日中、ネットに繋げられないことを不便に思う人も多いかもしれません。旅行地の情報や天気、場合によっては、道に迷ってしまったときにGPSを駆使して地図を表示したくなるかもしれません。旅行中・日中くらいは、携帯電話が使えない状態でも良いかとも思いますが不安な人への解決策です。(携帯で地図を表示させるより、紙の地図を読むことを試してもらいたい気もしますが・・・)

私は、通勤電車の中で電子メールのチェックと学術論文のチェック用にタブレット端末を持ち歩いています。
DSC01494このタブレット端末は、SIMフリー機器なので、通信会社を選ばず、どの会社のSIMカードを挿しても通信ができます。ドコモのアンドロイドとか、ソフトバンクのiPhoneとか決まっていないのです。(通信会社が決まっている、この場合をSIMロックと言います。)SIMフリー機器では、当然、海外の通信会社のSIMカードを入れると、海外でも通信ができるのです。イタリアとか現地でSIMカードを買おうかとも思っていたのですが、日本で買える海外用SIMカードを手配しました。
楽天モバイル
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DSC01488一番、右が今回購入したSIMカードで、真ん中がタブレット端末の中に入っているもの、そして、左がiPhoneのSIMカードです。(SIMカードにはサイズに種類があることに注意)最近の携帯電話は、SIMロックを解除できるようになってきているので、SIMカードを挿し換えて、海外で通信するのも良いかもしれません。(ただ、携帯番号が変わるので、LINEとか使いにくいかも)

もう一つのチョイスは、wifiルーターをレンタルする手です。昨年末にアメリカへ国際会議で出張した際にwifiルーターをレンタルしたのですが、思いのほか便利だったので、今回のヨーロッパ研修旅行では、上記のSIMカードにチャージしながら通信するか、wifiルーターをレンタルするか迷っています。wifiルーターの場合、一緒に行動する友達が決まっているのであれば、仲間でルーターをシェアすることも可能であり、その分、レンタル料を割り勘できます。どれくらいのレンタル料がかかるのかは、各自、調べて下さい。調べるのも旅行準備の醍醐味なので、楽しんで調べて下さい。
wifiルーターレンタル比較

携帯電話・ネット事情

学生時代に携帯電話(PHS)が普及し始めた世代としては、携帯が無い生活も想像でき、最近までは、国際会議で1週間ほど連絡がつかないなど普通にありました。(近頃は、メールくらい何処でもチェックしなければならなくなってきています。)
さて、海外旅行として、初めてヨーロッパを訪問する学生にとっては、初めての海外という緊張感に加えて、携帯電話が普通に使えない状況というのは、ストレスを与えると思います。そこで、今回は、海外での携帯電話の使い方を紹介します。
まず、日本国内で使用している携帯電話が全く使えないかと言うと、最近の電話は、ほぼ使用可能となっています。ただ、通話やネットを使用すると、日本の携帯を海外に持っていっているので、国際電話をかけていると同じくらい料金がかかります。(例外はありますので、細かな点は、各社のホームページ等で確認して下さい。)つまり、普通に使えるけど、普通じゃない金額が請求されます。そこで、学生へのお勧め設定は、ローミングを下記のようにすることです。

IMG_2310ローミングとは、ドコモ・au・ソフトバンクなどが海外の通信会社を経由して電話やネット通信を行うことであり、上の設定は、音声通話をローミングで実施するが、データ通信はローミングしないという状態です。これで、インターネットには繋がりませんが、もしものときに電話をしたり、日本からの電話を着信することもできます。ただ、海外で着信した場合は、着信にも国際電話料金がかかるので、基本は、もしものときの保険として電話をかけることができるようにしておくだけです。(日本にかける場合は、国番号+81-ゼロをとった市街局番~)

もう一つ、お勧めの設定を紹介します。上の設定では、電話で出てしまったときや、間違えてかけてしまったときに、国際電話料金が発生してしまうので、ローミングも完全にやめてしまう方法です。マナーモードの設定を活用する方法です。

IMG_2311mマナーモードに設定すると飛行機マークが現れて電話の発信・着信は、もちろん、一切の電波を発生する機能が制限されるのですが、その状態で、飛行機マークは付いているのに、Wifiをオンにすることができるのです。
宿泊するホテルのほとんどで無料のWifiが使用できるので、ホテルに着けば、Wifiの設定をして、音声通話は使えないけど、インターネットが使用できるようになるのです。さらに、LINEなどの無料通話はネット回線を使用しているので、Wifiで繋がっているだけで使用できます。「マナーモード+Wifi」の設定であれば、ほとんどのホテルでネットとLINEが使えるので、これで十分な気もします。「音声ローミングのみ+Wifi]か「マナーモード+Wifi」か、どちらが好みか選んでください(旅行中に切り替えることも可能)。ただ、携帯電話を使うと(旅行中の写真を携帯で撮っても)電池はドンドン減ります。充電は、前のブログを読んで、必要なアダプタを手に入れておいて下さい。

もっと詳しい海外携帯事情は、別の人が書いた記事へのリンクを張っておきます。
海外でスマホを使うときの注意(All About)
海外旅行者必見!海外で携帯電話・スマホを使う時の注意事項(ガジェット通信)