学生時代に携帯電話(PHS)が普及し始めた世代としては、携帯が無い生活も想像でき、最近までは、国際会議で1週間ほど連絡がつかないなど普通にありました。(近頃は、メールくらい何処でもチェックしなければならなくなってきています。)
さて、海外旅行として、初めてヨーロッパを訪問する学生にとっては、初めての海外という緊張感に加えて、携帯電話が普通に使えない状況というのは、ストレスを与えると思います。そこで、今回は、海外での携帯電話の使い方を紹介します。
まず、日本国内で使用している携帯電話が全く使えないかと言うと、最近の電話は、ほぼ使用可能となっています。ただ、通話やネットを使用すると、日本の携帯を海外に持っていっているので、国際電話をかけていると同じくらい料金がかかります。(例外はありますので、細かな点は、各社のホームページ等で確認して下さい。)つまり、普通に使えるけど、普通じゃない金額が請求されます。そこで、学生へのお勧め設定は、ローミングを下記のようにすることです。
ローミングとは、ドコモ・au・ソフトバンクなどが海外の通信会社を経由して電話やネット通信を行うことであり、上の設定は、音声通話をローミングで実施するが、データ通信はローミングしないという状態です。これで、インターネットには繋がりませんが、もしものときに電話をしたり、日本からの電話を着信することもできます。ただ、海外で着信した場合は、着信にも国際電話料金がかかるので、基本は、もしものときの保険として電話をかけることができるようにしておくだけです。(日本にかける場合は、国番号+81-ゼロをとった市街局番~)
もう一つ、お勧めの設定を紹介します。上の設定では、電話で出てしまったときや、間違えてかけてしまったときに、国際電話料金が発生してしまうので、ローミングも完全にやめてしまう方法です。マナーモードの設定を活用する方法です。
マナーモードに設定すると飛行機マークが現れて電話の発信・着信は、もちろん、一切の電波を発生する機能が制限されるのですが、その状態で、飛行機マークは付いているのに、Wifiをオンにすることができるのです。
宿泊するホテルのほとんどで無料のWifiが使用できるので、ホテルに着けば、Wifiの設定をして、音声通話は使えないけど、インターネットが使用できるようになるのです。さらに、LINEなどの無料通話はネット回線を使用しているので、Wifiで繋がっているだけで使用できます。「マナーモード+Wifi」の設定であれば、ほとんどのホテルでネットとLINEが使えるので、これで十分な気もします。「音声ローミングのみ+Wifi]か「マナーモード+Wifi」か、どちらが好みか選んでください(旅行中に切り替えることも可能)。ただ、携帯電話を使うと(旅行中の写真を携帯で撮っても)電池はドンドン減ります。充電は、前のブログを読んで、必要なアダプタを手に入れておいて下さい。
もっと詳しい海外携帯事情は、別の人が書いた記事へのリンクを張っておきます。
海外でスマホを使うときの注意(All About)
海外旅行者必見!海外で携帯電話・スマホを使う時の注意事項(ガジェット通信)
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