recovering from jet lag

リオのオリンピックをテレビ観戦して昼夜逆転している人もいるかと思います。今回は、海外旅行における時差ボケの話をしたいと思います。時差ボケを英語で何と言うか知っていますか?
答えは、”jet lag”です。個人的に好きな英単語の一つなのですが、直訳すると、「ジェット飛行機によるズレ」といった感じでしょうか、文明の発達により、時差ボケを感じるほど航空機が進歩したことが言葉の意味の中に含まれるのが好きな理由です。昔、船で海外旅行・渡航をしていたときは、時差ボケは無かったそうです。ちなみに、オリンピック観戦による昼夜逆転は、日本語では時差ボケでも構わないかもしれませんが、英語では、時差ボケと言えないでしょう。そんな言葉の深い意味を含めて日本語と英語を使いこなしていくには、将来、コンピュータによる自動翻訳が発展しても、語学学習は、必要なままでしょう。
さて、そんな時差ボケですが、私は、海外に数多く渡航していても、未だに苦手です。飛行機の中に乗り込むと同時に時計を現地時刻に合わせる・飛行機の中ではひたすら眠る・朝と夕方に日光を浴びて体を覚ます、様々な時差ボケ解消法を実施してきましたが、苦手なものは苦手で、普段、規則正しい生活をしている私の性格上、時差ボケとはトコトン付き合うことと決めました。
ヨーロッパ研修旅行において、引率教員として、時差ボケで戦力にならなかったでは問題だと思い、今回は、秘策を実施しました。研修旅行の出発10日ほど前なのですが、現在、私は、パリのシャルルドゴール空港に居ます。時差ボケを解消するために、早めに現地入りをすることに決めたのです。

DSC01697DSC01698DSC01700
と、いうのは、冗談ですが、パリに来ているのは本当です。実は、私の研究分野における国際会議がフィンランドで行われるため、フィンランドに向かう途中のトランジットとして、パリに途中下車しているのです。学会から日本に戻って3日で再びヨーロッパへと出発なので、時差ボケに弱い私も今回は大丈夫ではないかと期待しています。

レストランでのメニュー

私にとっての旅の醍醐味の一つである食事について話したいと思います。大学院生であった頃、初めて国際会議に出席・発表したの場所が、スイスのローザンヌでした。スイスは、ドイツ語・フランス語・イタリア語の地域があり、ローザンヌはオリンピック委員会の本部が置かれている都市でもあり、ジュネーブからも近くフランス語文化圏に属する街となっています。
最初の国際会議だということもあり様々な国の人たちと研究の話はもちろん、文化やゴシップなど様々な会話を楽しみました。ある晩、その流れで、4~5人でフランス料理を食べに街へ繰り出しました。日本人は他大学の先生と私の2人で、あとのメンバーの国籍は残念ながら覚えていません。適当なレストランに入って、英語でメニューを下さいとお願いしたら、フランス語のメニューしか置いていないことが判明。どうしようと迷っていたら、研究者の一人がフランス語が母国語でもないのにメニューのフランス語を私に説明してくれました。そのメンバーの中でメニューを読めなかったのは私だけだったようで、私の中での強烈な国際会議デビューの一コマでした。
日本でレストランのメニューと言えば、ファミレスなど写真が多用されており、言葉が分からなくても注文できますが、ヨーロッパのレストランでメニューに写真が載っていることは、ほとんどありません。言葉から、どんなメニューか想像して注文するのです。最近では、想像通りのメニューが出てきたときの喜びと、想像と違ったときのチャレンジ精神も、旅では、共に楽しむようにしています。ただ、現在、フランス語のメニューが読めるようになったのではなく、メニューの構成から、前菜が最初の方にあって、メインの料理はこの辺かなぁと値段を見ながら想像して、ほんの少しのフランス語の知識で解読しようと試みているだけです。いきなりフランス語のメニューはハードルが高いにせよ、日本語のメニューが置いてあるレストランでも英語メニューとの違いがあったり(日本人には値段の高い料理だけを載せているレストランもある)、英語メニューからしっかり想像力を働かして、注文することにトライして欲しいと思います。
DSC01519お酒が好きな場合、酒に関する単語だけは、すんなり覚えられるかも。ワインを注文するときも、最も値段の安いテーブルワインを注文して、お店のワインに対する姿勢を感じるのも通なのですが・・・(こっちは、英語メニューよりハードルが高いかなぁ。)私自身は、旅行に行くのが待ち遠しく、スーパーで見つけたイタリアワイン(キャンティー)を家で既に独りで楽しんでいます。

旅の持ち物(アメニティー)

8月に入り、いよいよ旅行が近づいてきましたので、旅の持ち物の話をしたいと思います。特にホテルのアメニティーが日本とヨーロッパでどう違うのかを中心に説明します。
DSC01523まず、歯ブラシとシャンプーからです。日本でビジネスホテルに泊まっていると使い捨ての歯ブラシが常備されていることが多いと思います。しかし、環境保護の観点からなのかヨーロッパでの旅行者は歯ブラシを持参するのが基本です。シャンプーに関しては、今回、ある程度のレベルのホテルに滞在するので、ホテルにあることも多いのではと予測しておりますが、滞在予定の中1~2軒のホテルでシャンプーが置いていないこともあるのではと考え小さなものを持参する予定です。シャンプーやコンディショナー、洗顔フォームなど普段使い慣れているのがあれば、最後のパリのホテルで使い切る(捨てるつもりで)持っていっても良いのではと思います。(お土産が増えているであろうから日本から持参したもので捨てられるものは現地で捨てるが基本です。)
DSC01526個人的に持参するのにお勧めなのが、体を洗うためのボディータオルです。完全に好みの問題なのですが、普通のタオルで洗うより、泡立ちの良いボディータオルで洗った方がさっぱりして必ず持っていかなければならないものではないのですが、持っていくつもりです。もちろん、安物を持って行って、現地で捨てていくつもりです。
DSC01525最後に重要なコメントとして、室内用スリッパを忘れないようにして下さい。これも日本のビジネスホテルでは常備されていることが多いですが、ヨーロッパのホテルでは、まず、無いでしょう。また、ホテルの部屋をヨーロッパの人たちが、どのように使用しているか考えると、必要性を感じるでしょう。ドイツ在住時にフランスの学会に参加した際、研究室の同僚であるスイス人とツインの部屋を使用したことがありました。さすがに、寝るまで靴を履いている生活ではありませんが、靴と靴下の間隔が日本人とは違うのだなぁと感じる生活でした。外を歩いてきた靴で室内を歩いても、さほど、汚れないと考えているのか、ソファーやベッドサイドに座る際、靴のままであることもありました。部屋に入って、入り口近くで、靴を脱いで靴下になることも多いのですが、日本人の感覚だと靴下も汚くなってそうに思いました。そんな部屋で寛ぐためにもスリッパは忘れないようにして下さい。