ドイツを去るタイミングで、ホテルの使い方を説明しても意味がないのかもしれないが、参考までに。
浴槽の使い方だが、洗い場が日本のようにないので、湯船の中で頭や体を洗います。添乗員さんは、この習慣が好ましく感じないようでしたが、私は気になりません。この旅行では、シャワーのみで済ましていたのですが、後半に差し掛かり、疲れが溜まっていると思い、昨晩は早めにホテルに戻り、湯船にお湯をはり、リラックスしました。当然、湯船の中で体を洗ったのですが、シャワーの時より、湯船に浸かりながら体を擦った方が、汚れが落ちるような気がします。汚れを流したお湯に浸かるのが気持ち悪いと思う人も居るでしょうが、最後に、シャワーを浴びれば、私は問題なく感じます。
続いて、トイレの使い方。こちらのホテルでは、必ず、トイレにはトイレのブラシが置いてあります。
何のために置いてあるのだろうと思っている学生も多く居るかもしれませんが、トイレで大をしたとき、水を流してもトイレに汚れが残っていたら、トイレをした人が、こちらで掃除するために置いてあるのです。ホテルといえど、客にもトイレ掃除をさせるというのが、ドイツのエチケットなのです。
掃除のついでに浴槽の掃除に関しても最後にコメントしておきます。昔、ドイツ人と一緒に旅行をした際に、最後にシャワーを浴びたドイツ人が、なかなか出てこなかったのです。理由は、シャワーを浴びた後、髪の毛をきれいに流すのはもちろんですが、体を拭いたタオルでシャワー室の掃除をしていたのです。高級ホテルではないですが、ホテルでの話です。ドイツ人のホテルをなるべく汚さない、その習慣を浴槽に浸かりながら、思い出したので、紹介しました。