旅のお金

昨日、学生から、「ヨーロッパ研修旅行にお金はいくらくらい持っていけば良いですか?」と質問された。これは答えるのが非常に難しい質問である。例えば、京都に旅行に行くのにいくら持っていくか聞かれたら、「人それぞれでしょう」と答えるだろう。修学旅行のように小遣いが決まっている訳でもないので、研修旅行も「人それぞれ」である。
ただ、ヨーロッパという地に向かうのに心細いと感じているかもしれないので、一緒にいくら持っていくか考えていきたい。基本的な交通費(飛行機やバスなど)は、旅行代金に含まれているので、最低限必要なお金は食費となる。旅行代金に含まれない食事の回数を数え上げると
昼食:10回  夕食:9回
となる。ただ、食事が付いている回でもホテルでの朝食は問題ないが、昼食や夕食の飲み物代は別のようである。(アメリカや日本と違いレストランで無料の水が出てくる習慣がないので、必要最低限なお金としてカウントする。)
飲み物代: 7回(食事の付いている昼・夜)
続いて、1回あたりの平均食費を考えてみる。ヨーロッパの物価は日本と同じ程度と考えてよいと思われるので(スイスの食費は例外的に高いが)、食事も観光地価格であろうと想像して、
昼食:10ユーロ 夕食:20ユーロ 飲み物代:5ユーロ
としてみた。10×10+20×9+5×(10+9+7)=410 およそ400ユーロである。飲み物代の目安として、ミネラルウォーターだと5ユーロもしないと思うが、フランスでワインを飲むとしたら、もっと掛かるだろうし、もちろん、もっと豪勢なレストランで食事をしたいのか、逆にスーパーでパンとジュースを買って公園で食べるなど工夫する余地は大いにある。
この食費をベースに各自お土産代や自由時間で地下鉄を乗るとか美術館に行く代金を考えて必要額を見積もってもらいたい。

続いて、どのように持っていくかを紹介したい。私自身は主にクレジットカードを使う予定である。クレジットカードであれば、予め必要額を計算する必要もなく、現地で使った額だけ銀行から引き落とされるので非常に楽である。
しかし、学生の場合はクレジットカードを持っていない方が普通なので、その場合は現金で持っていくか、トラベラーズチェックにするかの選択となる。トラベラーズチェックとは、バックパッカーとして学生時代に最初に海外旅行に行ったときも使った決済手段だが、旅行用の小切手のことである。サインを2か所すると換金できるので、両替所や銀行で換金の直前に2か所目のサインをし現地通貨を受け取る。サインが2か所必要なため紛失や盗難に強いという長所があるが、両替の手数料がバカにならないので、最近は使っていない。上記の必要額の試算を考えると思った以上に大金ではないので、現金で持っていくのも有力かもしれない。
DSC01512こちらの現金は、スイスフランである。机の引き出しの奥に眠っていたスイスフランを引っ張り出してきた。食費の試算はユーロ建てで計算したが、アンデルマット・インターラーケン・ユングフラウといったスイスの街(場所)を通過する。スイスは、ユーロ通貨に加盟していない国なのである。(EUそのものに加盟していない。)少額のスイスフランを準備するのか、観光地だとユーロは使えるだろうとユーロ通貨で通すのか判断は迷うところである。

最後に旅のTipとして、日本円も持っていくことをお勧めする。両替は、両替する度に手数料が取られ目減りする。ユーロに大量に両替して、最後余ったから、ユーロを日本円に戻すという作業を基本しない方が良い。ちょうど使い切る程度の両替をするのが旅のエキスパートである。しかし、そんなに上手く行くはずがない。そこでのお勧めが1万円札を1枚か2枚を旅行グッズのどこかに隠しておいて、万が一のときにその1万円を現地通貨に両替できるよう保険として持っておくことである。フランスでは街中にCHANGEの看板を数多くみる。当初、両替は外国人が良く利用するから英語で表記しているのだと思っていたが、フランス語でも両替・為替のことをCHANGEというらしい(発音は全く知りませんが)。イギリスとフランスの言語的な交流の一例ではあるが、馴染み深い英語だと思ってCHANGEで1万円札を出しユーロに交換することも旅の思い出になるかもしれない。

(追記)
一昨年の研修旅行(今回とほぼ同じルート)に参加した学生と話す機会があった。そこで聞いたのが10万円は使ったという経験談である。一生懸命、頭で考えるより、こちらの金額の方が説得力があるのではないでしょうか。

(追記2)
旅行中での添乗員さん情報を一つ。上記のようにフランス・パリではCHANGEと書かれた両替所がたくさんあるのだが、ぼったくりのような手数料をとるところが、ほとんどだそうである(小さい字でボッタくり価格を記述)。というわけで、どこで両替するか添乗員さんに聞くのがベストである。(オペラ座近くの両替所を勧めていた。)

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